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【心臓と顔色の関係】

東洋医学でいう五臓の「心」の主な働きは、血管を通して血液を全身に循環させると考えられている。現代医学でも、心臓は血液循環をおこすための器官とされている。人体が生存する間、心臓は止まることなく跳動して、断えず静脈から送り込まれる血液を一定の圧力で動脈血管へと送り出して血液循環を推動しているのであるが、これと東洋医学で表現する「心は血脈を主る」といった認識とはほとんど一致しており、現代医学の循環器系は「心」が支配していることを説明しているといってよい。

心と血脈の異常は顔色にあらわれるといわれている。所見で顔面紅潮があらわれた場合は、心臓と血管の病証を考慮しなければならない。



【赤ら顔の病証の特徴】

栄養満点の血液が心臓からスムーズに送り出され全身をくまなくめぐっていれば、頬がほんのり赤く、皮膚は光沢がある。

赤ら顔の反応は基本的には心臓の働きが過剰になっていることを指している。

心臓の働きが過剰になるのは、体の中にこもった熱が原因といわれている。ヒトの体は熱がこもると血液の濃度は濃くなってドロドロになり流れにいくい状態になる。そのため心臓はドロドロした流れにくい血液を全身に運ぶためにフル回転することになり、オーバーヒートしやすくなる。


さらに女性は月経、妊娠、出産等の繰り返しにより次第に骨盤内蔵器を中心に血液の粘度が高くなる。粘度の高い状態の血液は全身の血行動態の異常が生じるだけでなく、自律神経の失調を引き起こし更年期障害の大きな原因のひとつになっている。この場合、血液が顔に上がって充血するため顔色は赤暗色を帯びる。


比較的体力があるタイプの方は熱をしずめる養生を、一方体力が弱いタイプの方は熱を発散させる養生がおすすめである。






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【気候と身体の変化について】

秋は立秋から始まり、処暑、白露、秋分、寒露、霜降を経て立冬までの三ヶ月をいう。

東洋医学の理論において、夏は成長して栄えたパワーが全身に巡っていると考えられており、その生命力を寒い冬に備えて体内に深く収めていく季節が秋になる。この働きが順調にいかなくなると呼吸器系が損なわれるといわれている。そのため呼吸器系と関連している鼻や気管や皮膚に不調がおこりやすくなる。


夏は気候の暑さの影響で身体も熱くなり、体温を調節するために汗をよくかいて皮膚・毛孔が開いて水分や老廃物を排出する。秋になると徐々に涼しくなり乾燥してくることから、身体から汗が出なくなり、呼吸器系に余分な水分や老廃物が溜りやすくなる。その結果、鼻水や鼻づまり、咳、喘息、痰、皮膚病などの症状がでやすくなることが明らかになっている。


さらに身体は季節で変化するだけではなく、心の状態でも変化する。日照時間を短くなる秋はセンチメンタルな感情が生じやすい。「悲しい」「憂い」などの感情が強くなると、呼吸器系が弱りやすくなるといわれている。



【秋の養生法】

一年の中で秋は天高く馬肥ゆる季節であり、肺はこのきれいな空気のように、いつも清潔な状態を保ち、乾燥を嫌い、潤うことを好む。

潤いは夜寝ている間につくられるため、できるだけ早く寝ることをこころがけることで臓器や皮膚の乾燥を防ぐことができる。

「静」と「動」いうならば、秋は「静」の季節であることから、あまり激しい運動をし続けずに、軽めの運動の方がよいといわれている。


肺を潤わせて癒す働きのある食べ物は、白いもの、辛味のものといわれている。

ただ注意したいのは、夏の暑さがまだ残っている初秋の時期は、身体はほてりながら乾燥がはじまっている状態であるため、身体の熱感をとりながら潤してくれる白くて辛くないもの(豆腐、れんこん、さといも、白きくらげ、豚肉、いか、ほたて、バナナ、梨など)がおすすめである。




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【‟たれる”と胃腸の関係性】

東洋医学では消化吸収をつかさどる場所である胃腸には、重力に逆らって上に持ちあげる働きがあると考えられている。これを固摂作用という。主として胃腸の固摂作用によって臓器や組織の位置は維持されているといわれている。


ところが胃腸が弱っていると定位置に持ちあげておくことが果たせなくなり、身体のいろいろなところが下降する傾向になる。症状の特徴としては、胃下垂、子宮下垂、腎下垂、脱肛、長期の下痢、尿失禁などがあらわれる。その他にはまぶたや下顎のたるみ、胸やお尻が下にたれることがよくみられる。


さらに胃腸には、飲食物の栄養分を身体の上部に送る働きがある。

しかし、消化吸収の力が低下する状態が続くと同時に身体に役立つ滋養物質を上昇させる力も衰えるため、めまいや目のくらみといった症状を引き起こす。それだけではなく、食事をすると眠くなったり、だるくて横になりたくなるといった症状があらわれやすくなる。



【下陥の治法】

胃腸のエネルギー不足や維持機能が衰退することにより各臓器や組織の生理的な機能が失調することによって、身体のいろいろなところに下陥が出現するといわれている。そのため東洋医学の原則である「虚すればこれを補い」にしたがって、胃腸を滋養強壮して消化吸収の機能を高める治法を行うとよい。

胃腸を整えるためには、冷たいものや水分をとり過ぎない、よく噛んで食べる、筋肉を鍛えることが大切になる。



《消化吸収を促進して、体力を増強する効果のある食材》

もち米、黒米、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ、水飴、いんげん豆、黒豆、大豆、ひよこ豆、栗、落花生など


《胃腸を元気にして臓器や組織を上に持ちあげる効果のある食薬》

高麗人参、ヤマイモ、リコリス、ナツメ、霊芝、黄耆、ハチミツなど




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【ビタミンA】

ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種である。体内では肝臓に貯えられており、毎日必要なビタミンA量を血液中に送り出している。ビタミンAは強力な抗酸化物質の一つとして、活性酸素の攻撃から細胞を守る働きを発揮する。それだけでなく細菌感染を防いだり、体の寒さに対する抵抗力を高めたりする。


皮膚のコンディションを正常に保つための鍵を握っているのはビタミンである。なかでもビタミンAは、皮膚が本来もっている新陳代謝の機能を回復させて、正常化する働きがある。さらに活性酸素や紫外線によって受けた皮膚ダメージ(シミ、シワ、たるみ、くすみなど)を修復して再生するといわれている。


食べ物からとったビタミンAは皮膚に到達するまでには時間がかかり、さらに届く量はとった量よりも少なくなってしまうことがわかっている。そのため着実に皮膚に届けるためには、スキンケアが効果的である。



【ビタミンAの種類とつき合い方】

ビタミンAにはいくつか種類がある。皮膚の中に存在するビタミンAは91%がパルミチン酸レチノールで、その他はレチノール、レチナール、レチノイン酸がそれぞれ3%ずつと含まれるといわれている。ただし紫外線にあたると簡単に失われる。


塗るビタミンAの働きは以下になる。

♦にきびを改善する。

♦角層の水分含有量を上昇させる。

♦毛穴の開きを改善する。

♦日焼けによりダメージを受けた皮膚を回復、再生させる。

♦表皮を厚くする。

♦ヒアルロン酸の産生を増加させる。

♦不良化したエラスチンを取り除く。

♦真皮の細胞を刺激して新たなコラーゲンの産生を促進する。

♦血流を改善して、より多くの栄養素と酸素が皮膚に供給されるようになる。



《レチノイン酸》

「最強のビタミンA」といわれており、ビタミンAの中間代謝物である。あらゆるエイジングサインの皮膚に高い効果を発揮する。化粧品には配合できず、医薬品としてのみ使用できる。美容皮膚科の分野では「クリグマントリオ」といい、日本では「トレチノイン療法」ともいわれている。

作用としては皮膚の入れ替わりのサイクルを早めることで肝斑やシミのもとになるメラニンを排出し、余分な角質の剥離を促す一方、加齢によって薄くなった表皮を厚くする。


レチノイン酸には催奇形性といって、赤ちゃんに障害を及ぼす可能性があるため、妊娠中、授乳中、妊娠を希望している人は使用を避けた方がよい。


刺激性 ★★★★★

浸透性 ★★★

安定性 ★



《レチナール》

化粧品に配合されているビタミンAの中でもっとも効果が高いといわれている。光や熱に対して不安定であるため、日本ではレチナールが配合されている化粧品はほとんどない。


刺激性 ★★

浸透性 ★★



《レチノール》

抗シワの有効成分として認められている医薬部外品である。抗シワの効果を発揮する成分として謳われているレチノールの場合は「純粋レチノール」と表記され区別されている。

効果と副作用のバランスがとれているため、多くの化粧品に配合されている。過去の日光照射による光老化に対して有効である。

皮膚を紫外線から守る働きはないので、慎重な紫外線対策が必要にある。


刺激性 ★★★

浸透性 ★★★★

安定性 ★



《パルミチン酸レチノール》

「守りのビタミンA」と呼ばれており、自然の日焼け止め剤として働く。皮膚に塗布することで、光老化の原因であるUVAを吸収してDNAがダメージを受けないように保護する。SPF20ほどの紫外線防御力があるといわれている。安定性が高く、皮膚への刺激が少ない形態であるため、毎日のスキンケアに適している。


刺激性 ★

浸透性 ★

安定性 ★★★★★





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【化粧品と医薬部外品の違い】

まず医薬品と化粧品には明確な違いがあることを知っておく必要がある。

医薬品は病気の治療を目的とするもので、その多くは病院や薬剤師のいる薬局でしか売ることができない。それに対して化粧品はその定義として人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚を若々しく毛髪をすこやかに保つものである。美容を目的とするもので、作用が緩和でなくてはならない。


一方、医薬部外品は医薬品と化粧品の間に位置するものといえる。予防効果を謳ったり、医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすものがこれに含まれる。医薬品医療機器等法で医薬部外品と表示するように決まっているものとしては、パーマ液、入浴剤、薬用化粧品などがある。この場合は主剤(薬剤)の配合量などについても規制されている。


医薬部薬品は許可までに確かな基準をクリアしなければならないし、また市販後でも不都合なことがあれば、しっかりした調査や速やかな回収システムが整っていなければならない。

しかし、医薬部外品の概念は日本を含む一部の国にのみあり、多くの地域にはこのような概念がない。そのこともあり消費者が化粧品と医薬部外品を区別できないことがある。

薬用化粧品や医薬部外品は緩和であるものの「効果」を標榜することができるため、副作用が出てこないとは限らない。医薬部外品を使用した消費者の不幸な事例もこのことと大きく関係する。



【自然化粧品は肌にやさしいのか】

自然化粧品の定義は難しく、一般的には天然物(特に植物成分)を配合している化粧品を指すことが多い。

人工➡石油➡合成➡危険(刺激)といった連想から、自然化粧品といえば皮膚に優しく、安全、安心と結論付けることがある。また、一部メディアでは保存剤や界面活性剤などが危険であるとし自然化粧品をめでる働きがある。


化粧品の安全性は食品とほぼ同様に考えることができる。

1週間前に自宅でつくった調理品を冷蔵庫にしまいもせず食べる人はいない。しかし1週間前に使い始めた化粧品を捨てる人はいない。これは化粧品には保存剤が含まれているので安全に使用できるためである。

このように自然からとったものだけでつくった化粧品を長期使い続けるのは、数日前に自宅でつくった調理品を冷蔵庫にしまいもぜず食べるに等しい行為といえる。


床に落ちた食品は食べないほうがよいといわれている。床には細菌が存在している可能性があり、この場合、食品中で細菌が増殖するからである。細菌が増えた食品は当然のことながら危険である。化粧品にふれる指は床よりもはるかに多くの細菌の存在が認められる。広口瓶などに入ったクリーム剤は、指先を入れて使用するものとして考えられており、細菌が混入しやすいといえる。


防腐剤にはアレルギー反応を起こしやすい成分が多いというリスクがあるが、入れないことより製品の微生物汚染や腐敗による肌トラブルが発生するリスクの方が大きく、一般の化粧品には必要最少限の防腐剤が使用されている。

合成➡危険、自然➡安全ではなく、問題は何が含まれ、その安全性がきちんと確認されているかが重要になる。





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【女性の頭皮のニオイ】

女性の多くが感じていることであるが、女性は年齢とともに頭皮のニオイが変化する。

加齢臭は頭皮臭の原因であることは、一般的によく知られている。その他、官能評価において臭気強度の高いものに汗臭、皮脂臭、蒸れ臭が確認されている。


加齢臭の代表成分「2-ノネナール」は30歳以下ではほとんど検出されない一方、30歳以降で加齢に伴いどんどん上昇傾向になる。さらに汗臭、皮脂臭、蒸れ臭においては、30代女性が最も高いスコアであり、頭皮臭は年代によって違いがあることが研究で明らかになっている。

さらに、頭皮にもともと存在する「ラクトン」という頭皮臭の濃度が30代から減少していくことがわかっている。

このことからも女性の頭皮のニオイのターニングポイントは30代であることがいえる。



【ニオイと印象効果】

「ラクトン」にもたくさん種類があり、その中でも「ラクトンC10」と「ラクトンC11」の2種類は10代~20代の女性から多く放たれており、年齢を重ねるとともに減少する。年齢にともなう女性の頭皮臭変化に関係しているそれぞれの「ラクトン」は、まるでピーチのような南国の花のような甘い香りがすることから別名『SWEET臭』といわれており、人の印象に与える影響があることがわかっている。

日常や通勤、職場の各シーンにおいて「ラクトン」含有香料を塗布した女性は、見た目年齢を若くし、イキイキしていて清潔感があり、周りに良い影響を与えていそうなど好印象になる傾向がある。


「ラクトン」の香料成分が配合された化粧品はたくさん生まれている。

例えば、名門フレグランスメゾンである『ゲラン』の名香として根強い人気を誇る「ミツコ」は、喜びあふれるベルガモット、優美なジャスミン、リッチなローズ、ミステリアスなベチバーこれら4つの香りに、甘くジューシーなピーチの香りを重ねることによって、好印象の評価の高い「ラクトン」の香りの余韻をもたらしている。


心理効果以外にも「ラクトン」には表皮細胞の増殖を促し皮膚のくすみを改善したり、紫外線によって表皮から産生される炎症性物質IL-6を抑制して、表皮で起こる炎症の悪化を防ぐ働きがあるため、シミやシワのないしなやかでみずみずしい皮膚づくりが期待できる。


このことから女性の加齢臭に対するアプローチとして、単純に洗浄により落とすだけでなく、「ラクトン」の香りの付与により、年齢に伴う女性の頭皮臭変化や皮膚の悩みに対して効果的なアプローチが可能であると考えられる。





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【プチプラコスメとデパートコスメの違い】

プチプラコスメとデパートコスメの大きな違いは、化粧品成分に「機能性成分(有効成分)」が入っているかどうかになる。高級化粧品には皮膚の最先端の研究をしてその会社独自の成分開発が行われ、皮膚に対する効果、安全性、安定性をクリアしたものが含まれている。さらにその他の化粧品原材料は不純物を取りのぞいた肌当たりのよい番手の上のもので組成されている。


それだけでなく、使用時の指による汚染や空中落下菌などによる汚染を防ぐため、エアレスポンプボトルにしたり、スパチュラを付属したりして工夫をこらし化粧品が腐敗しないように選定されている。

単に宣伝費が反映されて価格が高いといったものではなく、一般的にはデパートコスメは上記のことが具備すべき「価値」があるといってよいと考えられる。



【デパートコスメのスキンケア化粧品】

資本の高い大手化粧品会社は数十年かけてオリジナルのスキンケア成分を開発している。

例えば資生堂は「美透白」と「ハリ」、コーセーは「保湿」、花王は「血行促進」、ポーラは「美透白」と「たるみ」に力を入れ革新的な価値をつくり続けて商品化している。

外資系のランコムとエスティ―ローダーは「敏感肌改善」、ディオールは「幹細胞活性化」に特化した有効成分を処方して訴求している。


化粧品研究開発のオリンピックといわれている、最も権威あるIFSCC※において日本の化粧品メーカーは世界最多の受賞数を誇る。紛れもなく日本の美で世界の美を先導しているといえる。特に「素肌を美しくする」ことにおいては、群を抜く研究開発力を持ち、先進的な動きをみせている。

※IFSCC・・・世界中の化粧品技術者が集い化粧品技術を競う世界最大の研究発表会



《親会社とブランド名》

資生堂・・・SHISEIDO、クレ・ド・ポーボーテ、イプサ、アユーラ、ベアミネラル、NARS

     

コーセー・・・ボーテ ド コーセー、コスメデコルテ、ジルスチュアート、イソップ、ニールズヤード


アルビオン・・・アルビオン、イグニス、アナスイ、ポール&ジョー


花王・・・エスト、スック、センサイ


ポーラ・・・ポーラ、B.A、ジュリーク、オルビス


ファンケル・・・ファンケル、アテニア

        

エスティローダー・・・クリニーク、ドゥ・ラ・メール、アヴェダ、オリジンズ、MAC、       

ボヴィブラウン、アラミス

           

LVMH・・・ディオール、ゲラン、ジバンシィ、メイクアップフォーエバー


ロレアル・・・イブサンローラン、シュウウエムラ、ランコム、キールズ


P&G・・・SK-Ⅱ


Groupe Clarins S.A.・・・クラランス


ロクシタン・・・ロクシタン、メルヴィータ





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【体質にあわせた治法】

東洋医学では『気・血・水』の流れが滞った状態が続くと体質が弱くなって痩せられない身体になると考えられている。


『気』 身体を健やかにする働きをもつ

『血』 血液のことで全身に栄養を供給する働きをもつ

『水』 血液以外の体液で身体を潤す働きをもつ


肥満は体質タイプによって気をつける点が異なる。東洋医学の治法は日常生活を見直して、太りにくい体質をつくることを目指している。


①気太りタイプの改善点 (気の流れが滞ることによって太るタイプ)

気の流れが滞っている気太りタイプの人は、リラックスやリフレッシュでストレスを回避することが大切になる。身体をしなやかにする運動やぬるめのお湯にゆっくり入浴して精神の安定を図ったり、趣味に集中することでストレス解消するように心をがける。

感情がのびのびして陽気だと気の流れが旺盛になり、内臓の代謝が高まるといわれている。


気の滞りを取りのぞき、気の巡りを良くして新陳代謝を高める働きがある食べ物は以下になる。

●香りのいい食材

ミカン、グレープフルーツ、キウイ、ライチ、ゆず、すだち、かぼす、キンカン、レモン、セロリ、三つ葉、シソ、春菊、みょうが、ネギ、ニラ、タマネギ、ラッキョウ、ピーマン、ハーブ(ミント、ラベンダー、フェンネルなど)、ワイン



②血太りタイプの改善点 (血の流れが滞ることによって太るタイプ)

血太りの人の血液は食事からとった塩分や糖質、脂質が十分に消費されず血液中にあふれて、健やかな流れが滞った状態である。健康な血液をつくり体脂肪をつきにくくすることが決め手になる。下半身を中心にしたストレッチや運動で血行を良くして、腰を中心に冷やさないように心がけることが大切になる。


血は気によって動かされていると考えられている。血は自分自身で勝手に流れているのではなく、気の働きで全身を巡っているため、気の流れを良くすることもポイントになる。


血管を拡張して血液の循環を良くし、うっ血や内出血を取りのぞく働きがある食べ物は以下になる。

●青い食材

アジ、イワシ、サンマ、サバ、小松菜、ほうれん草、モロヘイヤ、ニラ、ネギ

●黒い食材

黒米、黒豆、黒ごま、黒砂糖、黒きくらげ、ひじき、ブルーベリー、プルーン



③水太りタイプの改善点 (水の流れが滞ることによって太るタイプ)

胃腸が弱っていると飲食からとった水分が消化吸収されずに、体内に余分な水分がどんどん溜まると考えられている。水太りは発症が緩慢で経過が長く治癒しにくいため、長期的にライフスタイルを見直す必要がある。


早めに起きて朝日を身体いっぱいに浴びることや、汗がでるぐらいの運動は胃腸の機能を活発にして水分代謝も促す働きがある。のどが渇いたときでもゆっくりと少しずつ飲むように心がけたり、空腹になる時間を確保することもポイントになる。


胃腸を元気にして水はけを良くしむくみをとる食べ物は以下になる。

●豆類

黒豆、小豆、緑豆、えだ豆、さやいんげん、えんどう豆

●雑穀類

ハトムギ、とうもろこし、大麦

●ウリ類

冬瓜、ゴーヤ、キュウリ、すいか





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東洋医学的では、太る原因は『気・血・水』の流れが悪くなり、不規則、不摂生が重なることで、体質が弱くなって痩せられない身体になると考えられている。


『気』 身体を健やかにする働きをもつ

『血』 血液のことで全身に栄養を供給する働きをもつ

『水』 血液以外の体液で身体を潤す働きをもつ



【東洋医学で考える観察、診断法】

診断の基本は、何よりもまず自らの身体の訴えや問題点を丁寧に観察することが大切である。東洋医学では、目で見るときに顔色や体つきをみるのはもちろんであるが、それ以外に舌をみることを特に重視する。舌の状態をみることで身体の状態をしっかり把握、判断することができる。

舌をみるときには、舌の表面だけでなく、横、裏をみて、また唾液の状態をみることが重要である。

判断基準は以下になる。


①気の流れが滞っているタイプ

口が乾き、唾液がネバっとしている。本人にとっては苦く、舌は乾いて苔のようなものが表面をおおっていることが少なくない。


②血の流れが滞っているタイプ

舌の色がどす黒いというか、暗い紫色をしている。舌の裏の血管が暗く浮き出ていて目立つのも特徴である。


③水の流れが滞っているタイプ

全体に大きく、腫れぼったい舌になる。舌の両脇に歯形がついていることが多い。



【東洋医学で考える肥満】

①気太りタイプ (気の流れが滞ることによって太るタイプ)

精神的ストレスが原因で気の流れが滞って、新陳代謝が悪くなることによって太ってしまうタイプが気太りである。

別名「ストレス太り」といわれていており、がっしりした筋肉質体型で緊張しやすい働く女性に多くみられる。

気は流れが渋滞すると一カ所に充満するという特徴があるため、頭や脇、おなかなどに張ったような痛みが出たり、喉や胸がつまったような感じがあらわれる。それだけではなく、首こりや肩こりも起こりやすくなる。

たまった気を外へ発散させるために、げっぷやため息、おならなど発症してくる。



②血太りタイプ (血の流れが滞ることによって太るタイプ)

血の流れが滞ることで、老廃物が排出されず余分な脂肪となってしまうタイプが血太りである。

血行が悪い血太りタイプは、お腹や腰まわりに脂肪がついてなかなか落ちないのが特徴である。

血の流れの渋滞は、その部分が黒ずんでくる。目の下のクマが消えなかったり、知らないうちにアザができたり、シミが好発する。

血の流れが滞るとチクチクと刺すような傷みを感じ、だんだん血が固まりしこりが生じるといわれている。放っておくと子宮筋腫、卵巣嚢腫などの疾病につながる。



③水太りタイプ (水の流れが滞ることによって太るタイプ)

食べたものをうまく代謝できずに身体に水分をため込んでしまうタイプが水太りである。

日本人女性にいちばん多いぷよぴよした太り方で、体重の割に体脂肪が多く下半身太りになりやすい。

『水』は冷たく重いものであるため、身体の冷えが気になったり、重だるく感じるのが特徴である。

身体にたまった余分な水分があふれ出る、鼻水、痰、湿疹、おりもの、下痢、水様便、汗がドッと出るなどの症状があらわれる。



次に続きます。




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肝斑はいわゆる“シミ”の一種である。基本肝斑だけで発症することはなく、肝斑の上に老人性色素斑やそばかすが重なっていることがほとんどであるといわれている。

肝斑は紫外線や加齢が原因で発生する一般的なシミとはその特徴は異なる。

どのような特徴があるのかは次になる。


【症状の特徴】

●目の周りを除いた頬骨の高い位置や、目尻の下に左右対称にあらわれる

●額に左右対称にあらわれる

●鼻の下や下顎、口の周りに左右対称にあらわれる

●輪郭がはっきりしないことが多い(ぼんやりしている)

●薄い茶色~茶色のシミである

●灰色がかったシミである

●季節や体調(月経周期など)によって、濃さが変化することがある



【肝斑ができやすい人】

●30歳以降の女性

●妊娠中の人

●経口避妊薬(ピル)を服用している人

●老人性色素斑やそばかすがある人



【肝斑が悪化する原因】

《性ホルモンの分泌変化》

肝斑ができる原因は「女性ホルモン」が大きく関与していると考えられている。その理由として、30代から更年期にかけてできやすく、閉経後は薄くなる人が多いこと、妊娠中にできやすく出産後は薄くなる人が多いこと、経口避妊薬を服用している時にできやすく服用を中止すると薄くなる人が多いこと、などが挙げられる。


《副腎皮質ホルモンの分泌変化》

日常生活におけるストレスの蓄積、生活習慣の乱れからくる睡眠不足や運動不足、食生活に起因する栄養バランスの偏りなどは副腎皮質から分泌されるストレスホルモンが急激に増えるため、肝斑悪化の要因になる。


《機械的な刺激》

普段の洗顔やクレンジング、フェイシャルマッサージ、あるいはマスクによってすれてしまうことなどで、皮膚に摩擦を与えて炎症を起こしてしまうことも色素沈着を招き、肝斑を悪化させてしまうといわれている。



【肝斑の治療】

最初の選択はトラネキサム酸の内服が一般的である。早期の治療を望む場合は美白のサプリといわれる、ビタミンC(シナール)とビタミンE(ユベラ)を一緒に飲むと高い効果が期待できる。外用治療はハイドロキノンとレチノイン酸がある。


肝斑は再燃しやすいという特徴がある。肝斑でもっとも重要になるのが治療後の維持期のケアになってくる。

肝斑は紫外線の刺激を浴びることにより悪化することが知られているため、吸収剤+散乱剤を配合した日焼け止め剤で徹底した紫外線ケアが必要になる。

化粧品による有効成分は、アゼライン酸、コウジ酸、ナイアシンアミドなどがある。





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【薄毛】

ひと昔前まで薄毛(いわゆる脱毛)は更年期の女性だけの問題と限られていた。しかし最近、更年期前の女性で薄毛(脱毛)に悩む人が多い。

太く硬い毛が細く軟らかい毛に変わり、毛の成長期が短くなり休止期が長くなるため薄毛になるといわれている。

頭髪が薄くなる要因としては次が挙げられる。


①ホルモンの低下

女性にとって男性ホルモンが過剰になると顔や四肢の体毛が目立つようになるが、逆に頭髪が薄くなることがある。このような人は女性ホルモン作用をもつ物質をとることで男性ホルモンを抑える働きにより、頭髪が増える場合がある。

一方、閉経や両側卵巣摘除でエストロゲンと男性ホルモンがともに低下すると、頭髪が薄くなることがある。


女性の頭髪の維持には、一定レベルのホルモンが必要なのである。前頭部から頭頂部にかけての髪を抜けにくくするのは女性ホルモンであり、側頭と後頭部の髪は甲状腺ホルモンの影響を受けている。もうひとつ髪の毛の色と光沢のよさは甲状腺ホルモンのためである。



②栄養素の不足

毛の成分はタンパク質である。しかし薄毛に悩む女性を採血すると血液中の亜鉛と鉄、ビタミンDが不足していることが多い。

栄養療法では初期段階にまず亜鉛、鉄、ビタミンDの栄養素を積極的にとり、中途段階から髪に栄養素を運ぶタンパク質をとり入れるとより効果的な育毛が期待できる。


頭髪が薄くなるのは毛母細胞(毛をつくる細胞)の働きが弱くなるからである。亜鉛は毛母細胞の分裂を促して髪の毛を伸ばすのに必要不可欠な栄養素である。


《亜鉛を多く含む食品》 牡蠣、タラバガニ、ウナギのかば焼き、牛もも肉、帆立、シジミ、高野豆腐、アーモンドなど

※植物性食品に多い食物繊維やフィチン酸、レトルト食品やファストフードなどの加工食品に添加されているポリリン酸は亜鉛の吸収を妨げるため食べ過ぎには注意が必要である。


コラーゲンが不足すると脱毛が顕著にみられることはよく知られているが、体内でコラーゲン合成を促すのが鉄である。月経のある女性、妊産婦は鉄が損失されやすいので、必要量が大きくなる。


《鉄を多く含む食品》 レバー、アサリ、カツオ、がんもどき、菜の花、小松菜、ほうれん草、ひじきなど

※植物性食品に含まれている非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとると吸収がよくなる。


ビタミンDは頭皮の健康に深く関わっている。頭皮の免疫力を維持する働きがあるため、カラー剤や外用剤によるカブレや赤み、抜け毛を防いている。それだけではなく、髪の毛の伸びがよくしたり一本一本の毛を太くする働きをサポートしている。


《ビタミンDを多く含む食品》 しらす干し、いくら、鮭、きくらげ、まいたけ、干ししいたけ、卵など

※ビタミンDは脂溶性なので同時に脂肪を含む食品や油を使うと吸収が高まる。



③血行不足

頭皮は皮膚と同じように毛細血管ですみずみまで栄養が行き渡っている。そのため血液の流れが悪くなると毛母細胞に栄養が届けられなくなり、毛をつくる力は低下する。


血行不良による薄毛の原因のひとつに、ストレスが挙げられる。ストレスにより緊張状態が続くと、交感神経が優位になって頭皮の毛細血管は細くなり髪が育たなくなる。

また髪の発毛に必要な亜鉛やビタミンDはストレス要因で消耗されやすい。

ガムの咀嚼習慣は脳だけでなく頭皮の血流が増える効果があり、頭頂部の髪が太くなることがわかっている。





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ヒアルロン酸とは高分子の物質で、皮膚、筋肉、軟骨などに広く存在している。細胞と細胞の間の水分保持や、皮膚の柔軟性を保つ働きがある。この水分保持能が皮膚のみずみずしさに寄与している。ヒアルロン酸1gで6Lの水分を抱えこむことができるといわれている。



【真皮に存在する成分】

ヒアルロン酸とともに語られることが多いコラーゲンやエラスチン、プロテオグリカンは、ヒアルロン酸と同じく皮膚の真皮に存在し、ヒアルロン酸と直接的・間接的に相互作用している。一般的にプロテオグリカンはヒアルロン酸と同じく水分を保持することが特長である。


真皮をベッドの構造に例えると、コラーゲンはマット、エラスチンはスプリングのような役割をもっていていて、皮膚にヒアルロン酸が十分に存在しヒアルロン酸にしっかり水分が保持されていると、コラーゲンが持ち上げられて皮膚は柔軟性を獲得している。

エラスチンはコラーゲンと結合して弾力性を安定させており、ヒアルロン酸も含めこれらのどの成分が欠けたとしても、皮膚の脆弱をきたす。


皮膚のヒアルロン酸の産生が十分にされており、水分を保持されているとバリア機能は正常に働き、皮膚はつややかでたるみやシワは認められない。

一般的には、ヒアルロン酸は赤ちゃんの頃がピークで、30~40代を境に減少していくといわれている。ある論文によると、70代では20代の50%近くまでヒアルロン酸が減少するという報告もある。加齢とともにみずみずしさが低下するのは水分を豊富に含むヒアルロン酸の減少にも影響する。また、紫外線によるダメージや乾燥が原因となることもある。


コラーゲンは代謝に長い時間がかかるが、ヒアルロン酸は代謝が非常に早く、皮膚中では1日に約半分のヒアルロン酸が分解される。

ほとんどのヒアルロン酸は分子量が大きいため、口から摂取したとしても吸収されにくく、体内で分解されるため、皮膚に届かないと考えられている。塗ることで一時的な効果は期待できるが、皮膚の中にすべて吸収されるわけではない。



【皮膚細胞にヒアルロン酸をつくらせる】

より高い保湿効果を期待するには皮膚細胞にヒアルロン酸をつくらせることが重要である。

細胞試験の結果、「ラクトバチルス・ガセリ N320株」という乳酸菌にヒアルロン酸を多く産生させる能力をもっていることが認められている。さらに皮膚の紫外線に対する抵抗力が向上し、くすみやべたつきなども抑制する働きがある。

「ラクトバチルス・ガセリ」は人の腸内乳酸菌の中の最優勢種の一種であり、ヨーグルトやサプリメントなどの食品に多く使われている。


化粧品の成分としては「ユズ種子エキス」に表皮のヒアルロン酸の産生を促進する効果がある。それだけでなく基底膜に存在するコラーゲンの産生を促し損傷した基底膜の修復をする働きがあるので、表皮と真皮のコミュニケーションを良好にすることがわかっている。老化に対する抵抗性が低いと自覚する人の方がより実感値は高くなる。




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