美容の実力 サバイバル美白 【肝斑】

肝斑はいわゆる“シミ”の一種である。基本肝斑だけで発症することはなく、肝斑の上に老人性色素斑やそばかすが重なっていることがほとんどであるといわれている。

肝斑は紫外線や加齢が原因で発生する一般的なシミとはその特徴は異なる。

どのような特徴があるのかは次になる。


【症状の特徴】

●目の周りを除いた頬骨の高い位置や、目尻の下に左右対称にあらわれる

●額に左右対称にあらわれる

●鼻の下や下顎、口の周りに左右対称にあらわれる

●輪郭がはっきりしないことが多い(ぼんやりしている)

●薄い茶色~茶色のシミである

●灰色がかったシミである

●季節や体調(月経周期など)によって、濃さが変化することがある



【肝斑ができやすい人】

●30歳以降の女性

●妊娠中の人

●経口避妊薬(ピル)を服用している人

●老人性色素斑やそばかすがある人



【肝斑が悪化する原因】

《性ホルモンの分泌変化》

肝斑ができる原因は「女性ホルモン」が大きく関与していると考えられている。その理由として、30代から更年期にかけてできやすく、閉経後は薄くなる人が多いこと、妊娠中にできやすく出産後は薄くなる人が多いこと、経口避妊薬を服用している時にできやすく服用を中止すると薄くなる人が多いこと、などが挙げられる。


《副腎皮質ホルモンの分泌変化》

日常生活におけるストレスの蓄積、生活習慣の乱れからくる睡眠不足や運動不足、食生活に起因する栄養バランスの偏りなどは副腎皮質から分泌されるストレスホルモンが急激に増えるため、肝斑悪化の要因になる。


《機械的な刺激》

普段の洗顔やクレンジング、フェイシャルマッサージ、あるいはマスクによってすれてしまうことなどで、皮膚に摩擦を与えて炎症を起こしてしまうことも色素沈着を招き、肝斑を悪化させてしまうといわれている。



【肝斑の治療】

最初の選択はトラネキサム酸の内服が一般的である。早期の治療を望む場合は美白のサプリといわれる、ビタミンC(シナール)とビタミンE(ユベラ)を一緒に飲むと高い効果が期待できる。外用治療はハイドロキノンとレチノイン酸がある。


肝斑は再燃しやすいという特徴がある。肝斑でもっとも重要になるのが治療後の維持期のケアになってくる。

肝斑は紫外線の刺激を浴びることにより悪化することが知られているため、吸収剤+散乱剤を配合した日焼け止め剤で徹底した紫外線ケアが必要になる。

化粧品による有効成分は、アゼライン酸、コウジ酸、ナイアシンアミドなどがある。





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